忍者の森
三重県名張市にそんな場所があるのをご存知だろうか。
遡ること十数年前…
木を登ることを得意とし、時に家の屋根に上がったり、屋根裏に入ったり
あるときは蜘蛛のように壁を張って上り、アスレチックパークを凄まじいスピードで攻略する、猿のように身軽だった少年がいたそうな。
「忍者みたいだ」
「君は忍者になったほうがいいよ」
そう友達に太鼓判を押されることも少なくなっかった彼。
その彼も、齢二十八。
彼が忍者の森の存在を知ったことは、正に青天の霹靂であった。
「もし本当に自分が忍者に向いているならば、美容師を辞めて忍者になったほうがいいのでは」
幼少期に称賛されていた残像が今も残っていたのか、彼はその決意を胸に忍者修行へ向かうのであった。
これは、体力の陰りを感じているアラサー男性美容師が、不退転の覚悟で忍者修行に臨み、自己の人間的成長を図ったドキュメンタリーである。
三重県名張市・忍者の森
どうも、小原です。
子供の頃に“忍者になりたい”という夢を持っていて、このたびその夢を遂に叶える時がきました。
忍者の森に着きました。
早速、忍者装束に着替えます。
高まる高揚感…
のはずでしたが
このスニーカーとのミスマッチ感たるや。
これはいただけません。
靴も借りることに、。
だいぶ忍者に近づいた気がします。
後に気付いたのですが、靴選びかなり大事です。でも、せっかく形から入ったのに、冴えない陶芸家にしか見えないと言われる始末
この坂道で修行前から疲労してた情けなさ
修行がはじまります
敵城に入る訓練
俊敏な動きが求められます。
吹き矢を放ったりもしました。
実際は吹き矢の先に毒を塗るそうです。
最後は手裏剣の修行。
「はずせば死ぬだけ」
決死の覚悟の訓練でした。
…厳しく険しい修行の過程を終え、伊賀忍者修行の証書をいただきました。
なぜか代表として、みんなの前で証書を貰うことに。
数多の修行を経て、少し逞しくなったでしょうか。
心なしか顔に自信が見られます。
でなければこんなドヤ顔はできません。
晴れて『伊賀忍者 中忍』の誕生です。
結論
厳しい修行をしたものの、自分は忍者としてやっていける自信、家庭を養っていく覚悟が持てませんでした。
また明日から美容師として鍛錬を積み頑張っていこう、そう誓ったのでした。
この忍者の森での修行経験は、少しでも人生の糧にできたらと思います。
というわけで、今後とも美容師の小原孝則を宜しくお願い申し上げます。
黒歴史確定の記事になりそうです