今回はカットについてちょっと書いてみます。世の多くの人が美容室や理容室に行って、カットをしてもらってると思います。そして、そのカットの最中に美容師や理容師(以下、理容師は割愛)がカットしてるのを、鏡で少しは見たことないですか?
思い出してみると、右手のハサミだけ動かしてる美容師なんていないですよね。
「美容師のカットをまじまじと見たことないよ」
なーんて人も多くいると思うので、どうやって切ってるかを簡単に説明してみます。
まず、カットをしやすくするための準備としてブロッキング(髪の束をいくつかに分割する)というものをします。
(やらない人もいるかもしれない…)
そして、分けとった髪の束をコーム(クシ)で梳(と)かす。
これをコーミングと業界では言います。
これは大体利き手で。
(自分は右利きなんで、それを前提に話を進めます)
その梳かした毛束を、左手の人差し指と中指で引き出す。
カットするとき、左手で切る髪の毛束を持ってますよね。
これをシェーピングと言います。
この
コーミング
シェーピング
というのが、実はカットにおいてとても大事なわけなんですな。
毛束を梳かす右手。
その毛束を綺麗に揃える左手。
その準備があって、初めてカットの開閉があるわけです。
その上で切れるハサミがあるとより良い。
コーミング→シェーピング→カット
この作業の繰り返しでヘアスタイルが作られる。
もちろん、デザインというのがあるわけだが、それはまた別の機会にでも。
まぁ、偉そうに書いたけれど、自分もまだまだカットというものを極めてるわけではないので、もっと鍛錬しなければいけないわけです。
日頃の積み重ね。
自分に言い聞かせて、また励んでいきます。